「臨床検査科」とは、病気の診断や治療をするときに必要な情報を提供する科です。大きく分けて、①採取した血液・尿・便などの中に含まれる成分を調べる検体検査と、②患者様の体を直接調べる生理検査の2つに分けられます。患者さんがより良い診療を受けられるよう、迅速かつ正確な検査データを提供しています。
検査内容
生化学検査
自動分析装置を用いて、肝機能(AST・ALT)、腎機能(クレアニチン・尿素窒素)、脂質検査(コレステロール・中性脂肪)、血糖など全27項目を測定しています。
血液検査
血球計数装置を用いて、血液中の白血球・赤血球・血小板の数、血色素量などの測定をしています。また、血液をスライドガラスに塗抹し、染色した後、顕微鏡で白血球の分類も行っています。
一般検査
主に尿検査を中心に行っています。尿検査は試験紙を用いて蛋白・糖・潜血などを調べます。
また、顕微鏡で尿中の細胞成分なども調べています。
生理検査
患者様の体を直接調べる検査で、心電図検査・脳波検査・聴力検査を行っています。
心電図検査は心臓の働きを調べる検査で、不整脈・心筋梗塞・狭心症などを診断するうえで重要な検査です。
脳波検査は脳の電気的活動を波形として記録します。頭部外傷による脳障害の程度・けいれん・てんかん・意識消失などにおける脳の活動状態や原因領域検索のために行う検査です。
安心安全な検査を分かりやすく提供できるよう、検査スタッフが対応しています。
ご不明な点がありましたら、お気軽にお声掛けください。